【CIRCUITO DO SAKE】ブラジル人に日本酒文化を

2017/10/13 []
コラムニスト: 酒蔵アデガ・デ・サケ店主:飯田龍也アレシャンドレ

2004年にブラジル初の「酒蔵アデガ・デ・サケ日本酒専門店」をサンパウロ市でオープンしてから現地で日本酒を販売するため、様々な活動が必要でした。日本酒のことが全く分からないお客様に「お酒はお米から出来る」から説明し最初の頃は1名様に対し、約10分間の対応でとても商売になりませんでした。それからレストラン・スタッフ指導や飲み会、試飲イベント、日本酒講習会などを開き、やっとの事で少しずつ理解で来るようなったと思います。
ツイッターやフェイスブックなどでも日本酒の素晴らしさを公開し、やがて多くの方々がお酒に興味を持ち始め、購入を希望されるお客様が増えました。広い国ですのでたった1店舗ではとても皆様にお酒をお届けすることができなくネット販売も設置いたしました。
講習会でもメインの日本酒ではなくお料理のペアリングなど説明していますと今度は日本食文化などにも興味を持ち、イベントなどでは板前さんと一緒に披露。それに各酒蔵の産地の事、周りでは素晴らしい自然に囲めれているなどを教えますと、「日本に行きたい夢がある。何かこういう日本での酒蔵見学ツアーみたいなものできないの?」と聞かれる。

それで2015年に酒サムライ叙任させていただいた以来、約2年間かけ日本での酒蔵見学を計画しいよいよ2017年初のCIRCUITO DO SAKEが誕生し実行に移ります。少々時間が掛かりましたが当店は私たち夫婦で経営しておりますので簡単に長時間お店を開ける事が出来ませんでした。妻にしっかり日本酒の知識を叩き込み時期唎酒師の資格を獲得するために猛勉強をしております。

CIRCUITO DO SAKE, 「CIRCUITO」はサーキットの意味で現地では「コース」の意味であります。10月1日東京着から北は岩手県、南は広島県、16日間に渡り全国13ヶ所を回り酒蔵は「南部美人(岩手県)」、「出羽桜(山形県)」、「水芭蕉(群馬県)」、「賀茂泉(広島県)」、「福寿(兵庫県)」、「月の桂(京都府)」、ウイスキーは「サントリー山崎蒸留所(大阪府)」、「ニッカ工場(宮城県)、ワイナリーは「マリキスワイナリー(山梨県)」に「シャトーメルシアン(山梨県)」ビールは「キリンビール名古屋工場(愛知県)」、計11蔵をお邪魔する予定であります。少々ハードなスケジュールですがお連れするブラジル人団体の希望でもあり、30時間の飛行で地球の反対側に行くからには出来るだけめい一杯日本を楽しみたいと願っております。
もちろんお酒だけでなく日本の食文化料亭から居酒屋、屋台などで「これが日本」を見せたいと思います。
参加される方々も全員が日本酒ファンであり、当店ででたくさんのお酒を購入してくださる方です。中には27店舗のスーパーのオーナー、お医者さん、貿易会社の社長さんにシェフ。シェフで言えばブラジルで人気テレビ番組の司会者やレギュラータレントなど。
今後の予定としては毎年ブラジル人団体を9月から10月にかけ酒文化、食文化や日本の秋の自然をお見せしたいと思っております。

酒蔵アデガ・デ・サケ店主:飯田龍也アレシャンドレ
Alexandre Tatsuya Iida

酒蔵アデガ・デ・サケ
https://www.adegadesake.com.br/